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再確認したい自動車保険の補償内容
今年に入って、マイカーを持っている人にとって頭の痛いニュースが続きました。
自賠責保険の保険料が2011年度に平均11.7%、2013年度にもう一段の値上げが決まっています。
それに加えて、大手損保も任意保険の春以降の値上げを予定しています。
これを機に、自動車保険の補償内容についておさらいしてみましょう。

まず、自賠責保険とは? 自賠責保険は、自動車事故による被害者救済を目的とした強制加入の保険です。 自賠責保険からの支払い最高限度額は、1事故で被害者1人につき死亡3000万円、傷害1200万円、後遺障害が残ったときは後遺障害の等級に応じて75万円〜4000万円です。
自賠責保険だけでは損害賠償額を満たさないことがあり、自賠責保険金を上回る損害賠償額を補てんするために、また、物に対する補償のために任意の自動車保険(任意保険)があります。
他人の損害を補償する 1、対人賠償保険 2、対物賠償保険
自動車事故で他人を死亡させたり傷害を負わせたり、他人の車や物などを壊してしまったときの補償のための保険。大きな賠償責任を負うことがこわいので、無制限で手厚く備えましょう。
自分と家族の安心に備えるものは 1、人身傷害補償保険 2、搭乗者傷害保険 3、自損事故保険 4、無保険車傷害保険 5、車両保険
とありますが、ここでは人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険を取り上げます。
人身傷害補償保険とは? 契約者本人やその家族(同居の親族)が、自動車事故で被った損害について、契約金額の範囲内で実際に生じた損害額をもとに支払われます。
支払いの内訳としては、医療費・通院交通費・働けなくなったことで減額された給与・慰謝料など。
自動車事故では、たいていの場合当事者双方に過失がありますが、この保険は、運転者の過失の有無や過失割合にかかわらず支払われます。
また、示談交渉を待たずに受け取れるというメリットがあります。
なお、損害保険会社や契約の仕方によっては、契約した自動車以外に乗っていたときに起きた交通事故や、歩行中の交通事故も補償されるなど、補償の範囲が異なります。
補償内容について、ご自分の保険証券・約款でご確認ください。
搭乗者傷害保険とは? 自動車事故を起こした際、契約していた車に乗っていた人全員(運転者と同乗者)を補償します。死亡したり傷害を負ったときに、一定額の保険金が支払われます。過失の有無や過失割合に関わらず、受け取ることができます。
ケガに際しては、「日数払い」と「部位・症状別払い」がありますが、今では「部位・症状別払い」がほとんどです。ケガの部位と症状に応じて保険会社が保険金額を設定しています。
なお、最近、台風や大雨による水害で、自動車が水没しているニュース映像など目にすることが多くなりました。
(Q)水没した車の補償はどうなるのでしょうか?
(A)「車両保険」に加入していれば、台風・洪水・高潮などの自然災害で受けた損害は、補償されます。
また、新燃岳の噴火も気になるニュースですが、同じ自然災害といっても、地震・噴火・津波で生じた損害は「車両保険」では補償されません。
定期的に見直しを! 交通事故を起こしたときの経済的なリスクは計り知れないものがあります。家計では到底賄いきれない数千万円〜数億円にも上ることがあるからです。自動車保険は万が一の備えとはいえ、いざという時にしっかりと役立つものなのかを定期的に見直しをして、契約条件(特に年齢条件、利用状況など)をしっかり確認しておくことが大事です。
また、自分と家族の補償のための「人身傷害補償保険」「搭乗者傷害保険」の保険金額の設定については、既に加入している医療保険や生命保険からも保険金が受け取れることを考慮して行いましょう。
補償内容を吟味することに加え、家計の節約のためには、複数の損害保険会社で見積もりを取り比較検討することも大切です。
一般的に1年契約が多いですが、損害保険会社によっては2年〜3年契約を取り扱っているところもあります。長期で契約するほど割安になることが多いので、そちらも検討してみましょう。
株式会社 住まいと保険と資産管理
ファイナンシャルプランナー 野口 正子
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自動車保険の補償内容」についての理解が深まりましたか?
※以上は、独立系FP会社 住まいと保険と資産管理に所属するファイナンシャルプランナー
が執筆をして、2011年2月23日にMSNマネーに掲載されたコラムを一部編集したものです。
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