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▼外貨預金としての「人民元」について


1.はじめに

一昨年の北京オリンピックに引き続き、今年は上海で万国博覧会が開かれ、好景気に沸く中国。まだまだ経済成長が見込まれる中国の「人民元」について、外貨預金としての活用方法を検討したいと思います。


                    

1.今後の「人民元」と「日本円」について

今回の上海の万国博覧会を1970年に日本で開かれた万国博覧会になぞらえるという話をよく聞きます。

戦後のわが国は驚異的な経済成長を遂げ、それに伴い「日本円」も力をつけていきました。1ドルが360円という固定相場が長らく続きました。

円が安い時代が長らく続いたこともあって、輸出産業は大きく成長することができました。まさに今の中国のような状態です。

大阪万博の翌年の1971年、ニクソン大統領によって『新経済政策』が発表され(いわゆる「ニクソン・ショック」)1ドル360円という固定相場制度が終わり、変動相場制度へと移行しました。

その後も、わが国は経済成長を経て、「自動車」などで、米国と貿易摩擦を生じました。1985年の「プラザ合意」によって、さらに円高が進み今日の相場(1ドル100円から120円)と至っています。

その国の経済成長が続けば「通貨」も対外的に強くなるという状況はまさに今の「人民元」と「ドル」の関係に非常によく似ています。

毎年急激な経済成長が続いている中国は、今年中に日本のGDP(国内総生産)を超すことは、ほぼ間違いないといわれており、アメリカに続く世界第2位の経済大国となる予定です。

よって、過去の「日本円」と「米ドル」の歴史と流れを考えたとき、「人民元」の価値は上昇していくことは、ほぼ間違いないと言われています。

3.「人民元」の切り上げについて

 安い「人民元」の影響で、過去の日本のように米国と貿易摩擦を生じるようになった中国は、2005年に固定相場制度から通貨バスケット制という特殊な変動相場制度へ移行し、実質的な「人民元」の切り上げを行いました。

ただ、上昇額はわずかにとどまっていますので、人民元は過小評価されているという声は強いので、人民元に対する切り上げ要求は増加してきています。

中国としても、オリンピック、万国博覧会を行って、先進国への仲間入りを目指しているので、これらの要求は全く無視できない状況へとなっています。

しかし、急激な人民元の切り上げを実施すると、中国の経済成長に水を注すことになりかねないので、人民元が上昇するとしても「徐々に」すると考えられています。

4.投資対象としての「人民元」について

「人民元」は当然のことながら「米ドル」同様「日本円」に対しても、強くなっていくと考えられていますので、もし外貨預金として「人民元」を保有していた場合、人民元の切り上げが実施されると、その価値は増加することになります。

このことを考えると。通常の年利に加えて切り上げによる価値上昇も見込まれるので、外貨預金として人民元を投資対象の一つとして注目されているのは当然のこと流れだといえます。

5.最後に

人民元を外貨預金として扱っているのは中国銀行など限られたところしかありませんので、注意が必要です。また、中国という国が、未だ社会主義国家体制を維持していること、朝鮮半島情勢といった地政学的リスクもあるので、そういったリスクにも注意が必要です。

「分散投資」という投資の原則を守りながら、外貨預金として投資のひとつとして価値の上昇が見込まれる「人民元」の上手な活用を検討してみましょう。

株式会社 住まいと保険と資産管理

ファイナンシャルプランナー・行政書士 國塩 学



このお役立ち情報で「外貨預金としての人民元」についての理解が深まりましたか?

※以上は、独立系FP会社 住まいと保険と資産管理に所属するファイナンシャルプランナー
が執筆をして、2010年5月25日にMSNマネーに掲載されたコラムを一部編集したものです。




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