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新興国ファンド投資の魅力と注意点について


1.はじめに

一昨年のいわゆる「リーマン・ショック」以降、投資を取り巻く環境は依然として厳しいものがあります。

「貯蓄から投資へ」という大号令のもとで、「投資の知識」というチャート(海図)持たないまま船出し、大きな損害を発生させた方々が少なくありません。

終わりなき「デフレ・スパイラル」が続く我が国において、最近、投資対象として人気が高まっている「新興国ファンド」の魅力と注意点について検証を行いたいと思います

2.新興国ファンドとその魅力について

「新興国」とは、その定義はファンドごとに異なりますが、近年経済成長の著しい、

「ブラジル・ロシア、インド、中国」といった「BRICs」と呼ばれる国々や、それに続く「ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン」といった「VISTA」と呼ばれる国々又は地域のことを指します。

「新興国」の国々は、人口増加も続いており高い生産性を誇っていますので、今後ますます、投資先として脚光を浴びることでしょう

現に、毎年二桁台で経済成長が続いている中国は、今年中に日本のGDP(国内総生産)を超すことは、ほぼ間違いないといわれており、アメリカに続く世界第2位の経済大国となる予定です。

よって、それら「新興国」への投資を行うファンドが、人気を増しているのは必然の流れだともいえます。

3.「新興国ファンド」投資への注意点

 では「新興国ファンド」への投資にあたり、注意すべき点は何かないのでしょうか?

実は、魅力溢れる「新興国ファンド」にも、次の3つのリスクが潜んでいます。

@ 地政学的リスク

 新興国の中には、政治的に不安定な国が少なくありません。政権が安定しているうちはよいですが、政権が不安定になると、経済政策が大きく変更される危険性があるので、それに伴う価格変動というリスクが発生します。

A為替リスク
 当然のことですが、外貨での運用となるので、為替リスクが伴います。為替リスクは勿論のこと、「新興国ファンド」に限らないのですが、ある程度、政府間の監視下にある「円・ドル」、「円・ユーロ」等の場合と違い価格変動幅が大きいので、運用益が出たとしても、為替リスクによって利益が吹き飛んでしまうことも考えられます

B手数料

 「新興国ファンド」の手数料は、先進各国への投資ファンドと比べて高い場合が多いので、コストがかかるという点でリスクとなります。

4.「新興国ファンド」の活用方法

 では、上記注意点を踏まえて、どのように投資を行えばよいのでしょうか

 この点についても、投資の大原則「長期分散投資」を前提に考えればよいでしょう。

運用益が見込めるからといって、「特定の国」、「特定の地域」、「特定のファンド」だけに絞って、投資を行うことは危険極まりありません。

また、当然のことながら従来型の「先進国ファンド」についても投資対象として組み入れるべきです。

我が国を含め、先進各国は、新興国ほどの著しい経済成長は見込まれませんが、技術的な優位性については、まだまだゆるぎないものがあります。

今、話題となっている「クラウド・コンピューティング」の技術も米国をはじめとする、先進国がリードしていますし、環境・エネルギー分野においても、我が国を含めた先進各国がまだまだ世界をリードしています。

よって、その投資割合等は検討を要しますが、一番大事なことは、先ほども述べたとおり、投資対象を「特定の国や地域」、「特定のファンド」に絞らず、上手に分散して投資を行うことです。なおかつ、長期保有をすることで、投資における様々なリスクが軽減されます。

5.最後に

 今回は「新興国ファンド」投資の注意点について、少し力点を置いて説明しましたが、投資対象として、大変魅力的であることについては間違いありません。

いくら魅力的な「新興国ファンド」も決してリスクがないわけではないことをご理解いただければと思います。「長期分散投資」という投資の大原則を守りながら、「新興国ファンド」を上手に活用しましょう。

株式会社 住まいと保険と資産管理

ファイナンシャルプランナー・行政書士 國塩 学








このお役立ち情報で「 新興国ファンド投資の魅力と注意点」についての理解が深まりましたか?

※以上は、独立系FP会社 住まいと保険と資産管理に所属するファイナンシャルプランナーが
執筆をして、2010年3月23日にMSNマネーに掲載されたコラムを一部編集したものです。




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