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▼「契約者貸付」を利用するメリットと注意点とは?


急にまとまったお金が必要になった場合、あなたならどうしますか?

もしあなたが消費者金融や、クレジットカードのキャッシングなど(約6〜18%)の年利でお金を借りようと考えているなら、その前に加入している生命保険の証券を確認してみてください。いわゆるキャッシングよりも低い金利でお金を借りられるかもしれません。

何を利用するかというと「契約者貸付」(ケイヤクシャ・カシツケ)という制度です。
この制度を利用することができれば、面倒な審査なしで、そして約3%〜6%の金利でお金を借りることができます。 今回は、「契約者貸付」がどのような制度なのか見ていきましょう。

                  

「契約者貸付」とは、貯蓄性がある保険の契約者が、使途に関わらず、解約返戻金の一定範囲内(5〜9割程度)で貸付を受けることができる制度です。
借りたお金と利息はいつでも返済が可能で、返済せずに満期を迎えたり死亡した場合には、受け取れる保険金から借りたお金と利息が差し引かれて支払われます。また、利用するにあたり回数制限なども特に設けられていません。

具体的には、「終身保険」「養老保険」「個人年金保険」「学資保険」などの貯蓄性の高い保険ならば、基本的に「契約者貸付」を受けることは可能です。
※これらの保険でも契約後の経過年数によっては貸付を受けられない場合があります。

契約者貸付のメリット
◇利率が低い?
契約者貸付の金利は保険会社や契約した時期によって異なりますが、一般的には約3%〜6%で利用することができます。これは一般的な消費者金融やカードのキャッシングなどより低い利率です。
では具体例として大手生命保険会社とかんぽ生命の契約者貸付の利率を見てみましょう。

【大手の保険会社の場合】(平成20年4月1日現在)
平成6年4月1日以前の契約 年 5.75%
平成6年4月2日〜平成8年4月1日の契約 年4.75%
平成8年4月2日以降の契約 年3.75%
平成11年4月2日以降の契約 年 3.00%

【かんぽ生命の場合】(平成20年4月1日現在)
平成6年3月31日以前の契約 年 6.00%
平成6年4月1日〜平成8年3月31日の契約 年3.75%
平成8年4月1日から平成19年9月30日まで 年 2.75%
※貸付期間(1年)を経過すると、利率が2%高くなります。

といった感じで、平成6年以降に契約している保険の場合、利率が徐々に低くなっていることが分かります。

◇手続きが簡単?
契約者貸付は、契約者が保険証券と印鑑などをそろえて、保険会社に契約者貸付申込書を提出するだけでお金を借りることが出来ます。本人確認はありますが、年収などに関する審査はありません。

利用する際の注意点
「返済せずに借りたお金+利息」が解約返戻金を上回った場合には、保険契約は失効してしまいます。また、利息は複利計算されて、毎年元金に組み入れられていきますので、放置しておくと元利合計額がかなり膨れ上がってしまうことがあります。

これらのことから、保険としての機能を生かすためには、あくまでも一時的な資金需要のとき(ある程度の期間で返済のめどがあるとき)に制度を利用するのが良いでしょう。

最後に・・・
利用する際の注意点のところでも述べましたが、契約者貸付は簡単にお金が借りられる反面、利息が膨らんで返せなくなり解約返戻金を超えてしまった場合、保険契約は失効してしまいます。つまり加入していた保険が消滅してしまうのです。

保険は自分自身のリスクを補う大切なものです。
契約者貸付は大変便利なものですが、利用する場合は契約者貸付の特徴を理解し、納得してから使うようにしましょう。

株式会社 住まいと保険と資産管理
ファイナンシャルプランナー 宮川 仁志



このお役立ち情報で「契約者貸付」についての理解が深まりましたか?

※以上は、独立系FP会社 住まいと保険と資産管理に所属するファイナンシャルプランナー
が執筆をして、2008年9月26日にMSNマネーに掲載されたコラムを一部編集したものです。




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