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これなら使える、外貨建て個人年金保険


不安定さが増す世界経済の中で続く円高。この円高を受け、外貨建て個人年金保険が注目されています。しかし、この外貨建て個人年金保険、最初にまとまった保険料が必要と、少し敷居が高いものがほとんどです。そこで今回は、誰もがもっとお手軽に、少ない保険料から始められる。そんな使える外貨建て個人年金保険をご紹介します。




外貨建て個人年金保険とは?
 外貨で運用し、外貨で保険金や年金を受け取るのが外貨建て保険です(注意:実際の入出金は円で行われます)。外貨建て個人年金保険は、外貨建て保険の一種で、円建ての個人年金保険同様、公的年金の補完として個人レベルで老後資金を準備するためのものです。

 さて、この外貨建て個人年金保険、為替リスクはあるものの、昨今の円高基調や円建てに比べた運用利回りの高さでこのところ人気の商品です。しかし、始めるにあたってはちょっと難点がありました。それは一時払い保険料といい、最初に1万米ドル(ユーロ・豪ドル)以上、日本円で100万円前後の保険料が必要となることでした。これでは、使いたくても、ある程度資金に余裕がある一部の人しか使えません。

積立型の外貨建て個人年金保険
 この一時払い保険料のいらない外貨建て個人年金保険、それが積立型の外貨建て個人年金保険です。通常の保険と同様に毎月保険料を払っていきます。現在、AIGエジソン生命とAIGスター生命が取り扱っていて、毎月の保険料はAIGエジソン生命が1万円、AIGスター生命が2万円から、となっています。通貨は、AIGエジソン生命が米ドルと豪ドル、IGスター生命が米ドルのみです。また、AIGエジソン生命の「年金の夜明け」という新商品では、年金支払期間が10年以上であるなど、いくつかの条件を満たすと支払い保険料が個人年金保険料控除の対象となります。この控除枠の空いている方は、節税効果でお得になります。そして、どちらも一定額の保険料を毎月払い込むことで、ドルコスト平均法により為替リスクが軽減され、効果的な外貨運用をすることができます。

ドルコスト平均法とは?
 下の事例をご覧ください。わずか5カ月の平均ですのであまり極端な差は見られませんが、ドルコスト平均法での購入の方が為替で4銭ほど有利に購入できています。これは購入金額が一定だと、円高の時にはより多く、円安の時には少なめに購入するということが繰り返され、同じ数を買い続けるよりも平均購入単価が下がってくるのです。積立金額が大きくなるにつれ、このわずかの差が少しずつ効いてきます。為替に限らずリスク性の高い投資商品を購入する際には、使えるリスク軽減の運用手法です。

 

ドルコスト平均法
(購入金額一定)

購入数一定

購入金額

購入数

購入金額

購入数

1月末

90円

10,000円

111.11

9,900円

110

2月末

89円

10,000円

112.36

9,790円

110

3月末

93円

10,000円

107.53

10,230円

110

4月末

94円

10,000円

106.38

10,340円

110

5月末

91円

10,000円

109.89

10,010円

110

(合計)

50,000円

547.27

50,270円

550

(平均)

91.36円

91.40円



注意点は?
 とはいえ、外貨建てですから為替リスクがまったくなくなるわけではありません。保険ですから保険としてのコストもかかります。解約すると解約控除を取られます。また、AIGエジソン生命の「年金の夜明け」では、入金時や年金・死亡保険金受取り時には為替手数料がかからないというメリットがありますが、解約時にはかかるようになります。目的はあくまでも老後資金づくりです。長期で持つことが大前提となります。外貨建て個人年金保険は商品ごとに内容が少しずつ違います。実際に契約を検討の際には、パンフレットをよく確認し、わからないところは保険会社の担当者に説明を求めましょう。

どの通貨で運用する?
 将来の為替のことは誰にもわかりません。これは私見にすぎませんが、将来性を一番感じさせるのは豪ドルです。オーストラリアはリーマンショック後の世界経済不況からいち早く立ち直り、この1年間に政策金利が1.5%(3.0%→4.5%)上がりました。それに伴い各種金利も上昇、現在、主要先進国中もっとも高い金利水準を維持しています。また、オーストラリアは資源大国であり、これからの新興国の旺盛な資源需要の時代に、ますます力を発揮できるという環境を持っています。これは、将来その国の通貨、つまり豪ドルが強くなる可能性が秘められているということです。

 しかし、選択は自由です。長い運用期間の間には米ドルやユーロの復活も十分に考えられます。肝心なのは、ご自分の金融資産の中にバランス良く外貨を組み込んでいくことです。皆さまのポートフォリオの一部として、ご検討されてはいかがでしょうか?

株式会社住まいと保険と資産管理
CFP 加藤寿男



このお役立ち情報で「外貨建て個人年金保険」についての理解が深まりましたか?

※以上は、独立系FP会社 住まいと保険と資産管理に所属するファイナンシャルプランナーが
執筆をして、2010年6月23日にMSNマネーに掲載されたコラムを一部編集したものです。




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