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▼外貨の保険、実はいろんなメリットがある?


あなたは「外貨建て保険」について、知っていますか?

円高の今は、外貨建て貯金、外貨建てMMFばかりが狙い目ではありません。
外貨建て保険も保険料が安くてとてもお得です。
意外と知られていない外貨建て保険、ここでちょっと検討してみませんか?

          

外貨建て保険とは?
 外貨建て保険とは、外貨で保険料を支払い、外貨で保険金や年金を受取る保険のことです(注:みなさんの入出金は円貨で行われます)。

 保険の種類が、個人年金保険と終身保険と養老保険の3種類しかないので、あまり知られていないのも仕方がないのかもしれません。
 しかし、昨年来のサブプライムローン問題の影響から大幅な円高となった今、外貨建て保険は一考の価値があります。保険料は円建てと比べるとはるかにお得です。そんな外貨建て保険の中で、今回は個人年金保険と終身保険の2つについて検討してみたいと思います。

外貨建て個人年金保険
 外貨建て保険の中でよく知られているのは、おそらくこの「外貨建て個人年金保険」でしょう。これは外貨建ての定額 個人年金保険で、対象通貨として、米ドル、ユーロ、豪ドルがあり、保険料の支払は、一時払い型と月々払う積立型があります。個人年金保険ですから主な目的は運用です。積立利率は通貨の種類や据置期間によって異なります。
 最近、他の外貨建て金融商品同様に利率が下がりましたが、円建ての定額個人年金保険に比べればまだ高水準にあります。外貨建てですので、当然為替リスクがあります。しかし、円高の今スタートすると、損失リスクはかなり軽減されます。具体的な事例をあげて検証してみましょう。

(例)A生命の豪ドル建て一時払い個人年金保険
  一時払い保険料 10,000豪ドル    為替レート 60円(仮定)
  保険料円換算額 600,000円     据置期間 10年
  予定利率 2009年2月1日〜2月15日は3.59%で据置期間10年固定
  実質利率 2009年2月1日〜2月15日は2.95%で据置期間10年固定

*実質利率とは、契約時費用を勘案した実際の利率で据置期間中一定です。
  10年後の年金原資  13,375豪ドル(一括受取額)
  10年後の為替レート 80円(円安) ⇒ 円換算受取額1,070,000円
  10年後の為替レート 60円(変らず) ⇒ 円換算受取額 802,500円
  10年後、元本割れを起こす限界為替レート 44.85円

*この商品は円から豪ドル、豪ドルから円への為替手数料がかかりません。
 据置期間中に中途解約するときは、1豪ドルあたり2円の為替手数料がかかります。
 また、その時の金利状況により解約返戻金に増減が生じます。

10年後、どのくらい円安になるか、円高になるかは誰にもわかりません。それが為替リスクです。上記のように円安、もしくは為替がたとえ変らなくてもかなりの利益が出ます。そして、たとえ円高でも、1豪ドル44.85円以下にならなければ元本割れはありません。この1豪ドル44.85円という数字を皆さんはどう思われますか?

外貨建て終身保険
 外貨建ての終身保険は、米ドル建てとユーロ建てがあります。個人年金保険のように、豪ドル建てはありません。しかも、ユーロ建てを扱っているのはB生命だけです。外貨建て終身保険も、円建て終身保険(いわゆる普通の終身保険)よりもかなり予定利率が高いのがメリットです。
 取扱いしている代表的な保険会社の現在の予定利率は、B生命が4.0%、C生命が3.5%です。D生命は積立利率を最低保証(3.0%)した積立利率変動型です。
 ちなみに、円建て終身保険(無配当)の予定利率は現在、1.8%前後かと思われます。もちろん、外貨建て終身保険にも為替リスクがあります。特徴的なのは、月々の保険料が為替の変動により僅かですが変わってくることです。円安時には保険料が円ベースで高くなります。また、円高時に解約すると為替差損を受けることもあります。しかし、外貨建て個人年金保険同様、円高水準にある今、外貨建て終身保険についてはより有利な状況にあるといえるでしょう。

予定利率以外にも注目を
 予定利率では、B生命がC生命を上回っていますが、C生命でも、保険料払込期間中の解約返戻金を低く抑えることで、保険料が一層割安になる特約があり、その特約を利用した場合にはB生命との予定利率の差0.5%はなくなります。
 さらに、健康状態が良好でタバコを吸わない方は、非喫煙割引特約で保険料がさらに割安になったり、保険料払込時の円からドル、保険金受取り時のドルから円の為替手数料がかからない(解約返戻金は1円の為替手数料あり)といった扱いもあることから、表面的な予定利率だけで、どこが有利ということは一概には言えません。

最後に
 同じ種類の外貨建て保険でも、保険会社が違えば内容も少しずつ違います。為替リスクのこともあり内容も複雑ですので、実際に契約を検討の際にはパンフレットをよく確認し、わからないところは必ず保険会社の担当者に説明を求めましょう。
 あくまで保険ですので、長期的に持つことが前提です。円高の今、外貨建て保険の存在を忘れずに、必要に応じてうまく活用していただければと思います。

株式会社 住まいと保険と資産管理
ファイナンシャルプランナー 加藤寿男


このお役立ち情報で「外貨の保険」についての理解が深まりましたか?

※以上は、独立系FP会社 住まいと保険と資産管理に所属するファイナンシャルプランナー
が執筆をして、2009年2月27日にMSNマネーに掲載されたコラムを一部編集したものです。




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