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▼当座貸越(トウザカシコシ)って、なんやねん?


「ほんま? 普通預金の残高がマイナスになっとるやん!」
という経験がある方もいると思います。これは、なんらかの支払いの際に、定期預金等を担保にした借入が行われて起きる現象……一般に、当座貸越(とうざかしこし)と呼びます。

当座貸越は、総合口座である場合に適用されますが、中には、普通預金や定期預金は作ったけれど、総合口座は作った記憶はない、という方もいるでしょう。 そこで今回は、総合口座における当座貸越というのがどういうものなのかを見ていきたいと思います。

                 

1.当座貸越って?
普通預金の残高不足時に、定期預金等を担保に自動的に借入を行う制度です。
例えば、定期預金100万円を保有している方が、普通預金残高10万円の時にキャッシュカードで12万円の現金を引き出そうとしたとします。普通口座でしたら、10万円しか引き出しをすることができませんが、総合口座の場合は12万円を引き出すことができます。この差額の2万円分に貸越が発生することになります。なお、借入をする私たちの立場からすれば“借越”ですが、銀行側からみた“貸越”という言葉が一般的には使われています。

銀行で定期預金を作る場合、その銀行には普通預金口座も持っている、ということが多いと思います。そうなると銀行としては、普通預金と定期預金を同時に管理する総合口座を勧める、または自動的に総合口座にする、ということを行います。そのため、総合口座を作った記憶の無い人でも、貸越が発生するということが起こるわけです。
皆さんの通帳を見ていただければ、「普通預金通帳」や「定期預金通帳」ではなく、「総合口座通帳」と書かれている方が多いと思います。

2.貸越の限度額は?
貸越限度額は以下の場合が多いようです。
(1)定期預金合計残高の90%、上限200万円。
(2)個人向け国債など利付債の額面合計80%と割引国債の額面合計60%の合計額、上限200万円。
従って定期預金と国債等の両方を保有している方の限度額は400万円になります。

3.決済方法や利息の計算方法は?
普通預金に入金があった時点で自動的に返済に充てられます。会社員の方は、公共料金の引き落とし口座やカード会社の決済口座など普段利用している銀行の口座を給与振込口座に指定している方も多くいると思います。従って、そのような方は給与振込があった時点で返済に充てられることになります。

また、普通預金は毎年2月と8月に利息がつきますが、当座貸越利息の徴収も普通預金の決算時と同時です。

なお、利率は定期預金の場合、ほとんどの銀行で、担保となる定期預金の約定年利率+0.5%になります。これを365日で日割計算します。

担保となる定期預金が2本以上あって、それぞれの利率が異なるときは、貸越については利率の低いものから適用され、返済については利率の高いものから適用されます。
さらに、計算方法については、普通預金と同じ積数計算になります。

4.なぜ当座貸越という制度ができたの?
当座貸越はもともとは、定期預金を保有する顧客に対する銀行のサービスとして始まったようです。通常、定期預金は中途解約してしまうと普通預金金利しかつかなくなってしまいます。従って、お金が必要な期間が短い場合、解約して資金を利用し改めて定期預金として預けなおすよりも、定期預金として残しておき貸越を利用したほうが、最終的な受け取り利息が多いという場合があります。

例えば1月に1年定期を預けて3ヶ月経ったところで3ヶ月だけお金が必要になった場合に、(1)貸越を利用する場合と(2)定期預金をいったん解約して3ヵ月後に定期預金に預けなおす場合では、どちらが得かを考えてみましょう。

【前提条件】定期預金金額1,000,000円 貸越 500,000円
1年定期預金利息0.4%、6ヶ月定期預金利息0.3%
3ヶ月定期預金利息0.25%、普通預金利息0.2%
貸越利息: 定期預金利息+0.5% 
*税金考慮せず

(1)貸越利用の場合(1月〜12月まで定期預金で運用、4月〜6月貸越利用)
定期預金受取利息(1月〜12月) 1,000,000円×0.4%×365/365日=4,000円
貸越利息(4月〜6月)500,000円×(0.4+0.5)%×91/365日=1,121円
差引受取額 4,000円−1,121円=2,879円

(2)いったん解約の場合(1月〜3月まで普通預金金利適用、4〜6月は500,000円を定期預金で運用、7〜12月まで1,000,000円を定期預金で運用)
普通預金受取利息 (1月〜3月) 1,000,000円×0.2%×90/365日=493円
定期預金受取利息(4月〜6月)  500,000円×0.25%×91/365日=311
円定期預金受取利息(7月〜12月) 1,000,000円×0.3%×184/365日=1,512円
合計受取額  493円+311円+1,512円=2,316円

となり、3ヶ月程度であれば、定期預金を解約するより、貸越を利用したほうが得ということになるのです。

5.最後に〜当座貸越の利用は必要性を良く考えて
みなさんの中には、あまり意識をせず、総合口座を作ってしまったという人もいるでしょう。当座貸越は便利な機能ですが、借入は借入です。金利負担が発生するわけですから、定期預金の解約と当座貸越の利用のどちらが有利かを良く考えながら利用しましょう。
なお、当座貸越にはキャッシュカードの盗難や紛失、スキミング等の被害により、不正引き出しがあった場合、普通預金の残高を超えて引き出されてしまうというリスクがあります。銀行によっては総合口座であっても貸越できないように選択できるところもありますので、貸越機能を選択しない、という考え方もあると思います。
さらに、貸越ができると、つい引き出してしまうという自覚のある方は、貸越できないよう選択することで不要なお金の引き出しを抑えることも必要かもしれません。

株式会社 住まいと保険と資産管理
ファイナンシャルプランナー 吉田美帆


このお役立ち情報で「当座貸越」についての理解が深まりましたか?

※以上は、独立系FP会社 住まいと保険と資産管理に所属するファイナンシャルプランナー
が執筆をして、2008年7月22日にMSNマネーに掲載されたコラムを一部編集したものです。




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