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▼「シャープレシオ」で、リターンの割にリターンが高かった投信を選ぶ!


 世の中には、数万という種類の投資信託があると言われています。

 あなたは、どのような指標で投資信託を選びますか?
 多くの人は「リスクの大小」「分配金の大小」、「リターンの大小」などと答えると思います。
 確かにこれらの指標は、投資信託のパフォーマンスを計るのに有効な指標です。

 しかし、これらの指標には1つ大きな問題があります。それは、これらの「リスク」「リターン」などの指標は1つの側面からしか投資信託を評価していない、という問題です。今回は、そういう問題を解決する指標の1つである「シャープレシオ」を分かりやすくお伝えします。

            

1.投資信託を指標で選ぶには?
 まず、1つの例を挙げます。
 投資信託Aと投資信託Bがあり、それぞれに100万円投資して、どちらも10万円の収益があった場合のリターンは、どちらも10%です。結果を見るとどちらも10%のリターンなのですが、投資信託Aはリスク※10%、投資信託Bはリスク30%だとすると、あなたはどちらが良い投資信託だと思いますか?

※ここでいうリスクとは基準価格の振れ幅のことをいいます。つまり、リスク30%の投資信託の方が、リスク10%の投資信託より振れ幅が大きくなります。

 「答えはAです」
 理由は簡単です。リターンが同じなのにリスクが低いからです。

 このように今回は、「リスク」と「リターン」のバランスをみることができる(リスクに見合うリターンを獲得できたかを示す)「シャープレシオ」という指標を紹介したいと思います。

2.シャープレシオとは
 シャープレシオは、1990年のノーベル経済学賞を受賞した米国のウィリアム・F・シャープ博士が1960年代に提唱した運用指標で、一定のリスクを取ったことによって、どの程度のリターンが得られたのかということを表すことができます。大まかにいうと「リターン÷リスク」がシャープレシオのイメージです。

 正確に言うと、この指標は
 「(ポートフォリオのリターン−※無リスク資産のリターン)÷ポートフォリオのリスク」という式で求めることができます。

※ここでいう無リスク資産とは、国債など安全な資産のリターンなどをイメージしてください。

3.メリットやデメリットは?
 メリットとしては、前半にも述べましたが、「リスク」と「リターン」のバランスを見ることができるということがあげられます。

 また、数字で表すことができるので、「リスク」と「リターン」の関係のなかで、どの投資信託が効率的に運用を行っていたかが一目瞭然で分かります。

 逆にデメリットとしては、計測期間によって市場展開の影響を受け、結果が変わってしまうということです。シャープレシオは市場環境の良い期間では高く、現在のような市場環境の悪い期間では低くなってしまいます。つまり、異なる市場や異なる期間で投資するファンドを一概に比較することは困難なのです。

 これらのことから、シャープレシオを使う場合、以下の点を考慮しながら行うことをお勧めします。
・比べる投資信託の期間を一定にする。
・値そのものの大小よりも、同一分類(同一投資対象)の中での順位で比べる。
 このような点に注意すれば、デメリットは解消できると思います。

4.どのように活用すべきか
 この指標は、リスクに見合うリターンが獲得できたかを示す大変便利な指標ですが、あくまで過去のパフォーマンスを示したものであり、将来を予見する指標ではありません。このことから、投資信託を選ぶのにシャープレシオを使う場合は、この指標のみに頼るのではなく、運用方針、運用戦略を考える上での判断材料の1つとして使うのがベストだと思います。

5.まとめ
 話の流れをまとめると
(1)「リターン」「リスク」などの一般的に使われる運用指標は、
  ひとつの側面からしか投資信託を評価していない。
(2)その点、シャープレシオは「リターン」と「リスク」2つの側面から
  投資信託を評価している分、優れている。
(3)しかし、シャープレシオあくまで過去のパフォーマンスを示したものであり、
 将来を予見する指標ではないので、それのみで投資判断を行うべきではない。

ということになります。 上記のような特徴を知った上で、
シャープレシオを投資判断の材料の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

株式会社住まいと保険と資産管理
ファイナンシャルプランナー 宮川仁志


このお役立ち情報で「シャープレシオ」についての理解が深まりましたか?

※以上は、2009年2月17日時点で独立系FP会社 住まいと保険と資産管理に所属している
ファイナンシャルプランナーが執筆をして、MSNマネーに掲載されたコラムを一部編集したものです。




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