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▼羽田空港国際化、そのお得度は?


10月31日、羽田空港に国際定期便が就航しました。今までは、基本的に羽田空港が国内線、成田空港が国際線、という位置づけでした。今回、羽田空港に国際線が定期就航したことで、我々利用者には選択の幅が増えたわけですが、成田空港と比較してどちらがお得といえるのでしょうか? 今回は、成田空港と羽田空港を対比させながら、羽田のお得度をみてみましょう。




・羽田空港には、かつて国際線が飛んでいた?

冒頭で触れたとおり、これまでは、基本的に羽田空港が国内線、成田空港が国際線、という位置づけでした。しかし実は、成田空港が昭和53年(1978年)に開港するまでは、羽田空港は国内線・国際線がともに就航しており、日本の表玄関となっていました。ところが、成田空港が開港すると国際線は成田に移動していったため、羽田は国内線、成田は国際線という住み分けができたわけです。ですから、羽田空港には32年ぶりに国際定期便が就航したことになります。ちなみに、これまでも羽田空港から中国などへ国際線が飛んでいましたが、あくまでも定期就航便ではなくチャーター便という位置づけだったのです。  


・羽田空港は24時間運用?

成田空港は23時〜翌朝6時までの深夜・早朝の時間帯について、騒音の問題により原則、離着陸が禁止されています。しかし羽田空港にはそのような制限がないため、深夜・早朝の時間帯でも離着陸ができる24時間運用が可能です。それに加えて、新たに4本目の滑走路であるD滑走路も10月21日から供用され、発着陸可能回数が大幅にアップしたこともあり、今回の国際線就航が可能となりました。
ちなみに羽田空港は、現在のところ、昼間の時間帯はアジア便のみの就航、深夜早朝便は、アジアも含めてアメリカやフランスにも就航しています。


・メリットは?

なんといっても、東京都心に近くアクセスが良いということや、深夜・早朝便があって利用しやすいということがあげられます。例えば、深夜便を利用すれば、都心で働く方はもちろんのこと、地方空港からでも仕事が終わった後に海外に行くことが可能となります。
また、電車のアクセスが良いということだけでなく、電車を降りてからの動線もスムースです。例えば東京モノレール「浜松町駅」からの乗車であれば、「羽田空港国際線ビル駅」の改札を出るとそのフロアが出発フロアになっています。電車を降りてエレベーター等を使わずにチェックインカウンターへ進め、出発できる、というというのは、とても便利だと思います。以前、筆者は、成田空港への到着が、電車の事故の影響から最終チェックインタイムぎりぎりになってしまったことがあり、電車が到着した地下1階から、チェックインカウンターがある4階までエスカレーターを駆け上がった経験があります。
今はチェックインカウンターへ寄らずにそのまま出発ができる場合もありますが、チェックインカウンターと改札が同フロアにある、また、手荷物検査から出国審査、搭乗ゲートまで階差なしで移動できるというのは、結構便利だと思います。成田空港よりも面積が小さく移動距離も少なくて済むため、初めての方でも戸惑うことなく利用できるのではないでしょうか。


・注意点は?


国内線ターミナルから国際線のターミナル間の移動に少し時間がかかるかもしれません。
地方空港から(へ)乗り継ぎをする場合、国内線ターミナルと国際線ターミナルの間を移動しなければなりません。移動手段としては、ターミナル間無料バスがありますが、このバスは、国内線第2ターミナル(全日空等が運航)→国内線第1ターミナル(日本航空等が運航)→国際線ターミナル→国内線第2ターミナルと循環しているので、国内線第2ターミナルから国際線ターミナルまでは10分位、第1ターミナルからでも5分位かかります。逆に、国際線ターミナルから国内線ターミナルへの移動の場合、第1ターミナルまで10分位かかることになります。
なお、到着階の案内所で乗り継ぎの航空券等を提示して、乗り継ぎ乗車票をもらえば東京モノレールや京急線にも無料で乗ることもできますので、場合によっては、こちらを利用すると良いでしょう。


・気になる料金は?

旅行代金や航空運賃については、国や地域、航空会社、旅行会社によって様々ですが、現在は成田空港発着に比べて羽田空港発着の方が比較的高いことが多いようです。
例えば旅行会社のパック商品の場合、羽田発着にすると追加料金がかかる場合や、航空会社の選択や時間帯の選択で追加料金がかかり、結果として羽田出発の方が高くなる場合もあります。
なお、パック商品の場合、往路は羽田から、復路は成田へ、といった選択が通常出来ませんが、各航空会社のサイトから購入できる正規割引航空券はそういった選択も可能となっています。この場合でも、地域やどの便を使うかによって金額が変わってきますので、一概に羽田空港を利用するほうが高いとは言い切れない状況です。
さらに、羽田発着を利用するとサービスマイルがつくといった羽田就航記念キャンペーンなども行なわれており、航空会社のマイルを貯めている方にとっては、結果的に羽田空港を利用するほうがお得になるケースもあります。

ちなみに空港を利用する際に空港施設利用料というものがかかりますが、羽田空港は大人1人につき2,000円、成田空港は同2,040円です。ただし、成田空港では、空港施設利用料のほかに旅客保安サービス料というものも1人500円かかります。この旅客保安サービス料は羽田空港発の場合はかかりませんので、細かい点ですが、頭の片隅にいれておくと良いでしょう。

また、早朝便を利用する場合であれば前泊の必要性の有無、それぞれの空港までの交通費等も費用に加わりますので、そのあたりも考慮して比べてみる必要があります。

・こんな使い方はいかが?

羽田国際線ターミナル4階と5階には、レストランや物販店が並ぶエリアがあります。物販店には羽田限定商品もありますし、レストランも充実しています。また、5階には展望台があり、5分と空けずに飛行機が離着陸する様子は見ていて結構飽きません。総じて空港利用者以外が訪れても楽しめる場所となっていますので、飛行機に乗る予定がない方も一度訪れてみてはいかがでしょう。

・結局、羽田空港の方がお得?

これまで述べてきたように、成田空港と比べて羽田空港が必ずしもお得というわけでは、ありません。前述のとおり、現在、昼間の時間帯にアメリカ便は就航していませんから、都合によっては、成田空港を利用することになるでしょう。

最近は、尖閣諸島や北方領土など外交上の問題が日々マスコミに取り上げられる状況にあります。こういう時に民間人同士の交流が進んでいれば、もう少し交渉ごともスムースに進むのではないか、という気もします。

円高の時期でもありますので、羽田空港の国際化を機に、皆さんもぜひご自分の目で外国の地をご覧になり、外国の方と触れ合ってみてください。



                           株式会社 住まいと保険と資産管理
                        ファイナンシャルプランナー 吉田 美帆



このお役立ち情報で「羽田空港国際化」についての理解が深まりましたか?

※以上は、2010年11月9日時点で独立系FP会社 住まいと保険と資産管理に所属していた
ファイナンシャルプランナーが執筆をして弊社が監修、MSNマネーに掲載されたコラムを編集したものです。




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