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断捨離はブームにあらず 「あえて持たない暮らし」のお得ポイント


                     
 桜のつぼみが膨らみ始めたこの時期、就職や転勤といった新生活に備えて生活用品を買い揃えたり、家族のライフスタイルに合わせて車を買い替える人も多いことと思われます。しかし新生活に備えて買い揃える一方で、今必要で買ったものというのは、未来の生活スペースを着々と埋めつくす収納候補にもなるのです。皆さんも今までの経験上、少なくとも一度位は「以前は使ったけど今はあまり登場しない生活用品」の収納に頭を悩ませたこともあるのではないでしょうか。

 そこで今回は無駄な出費を抑え、収納や管理に頭を悩ませずに済む方法というのをいくつかご紹介してみたいと思います。

 皆さんの中にも実践されている方がいるかもしれませんが、「断捨離」が昨年よりブームになっています。これは不要、不適、不快なものを断ち捨て離すことで、生活だけでなく人生そのものを快適にしていこうという考え方です。一歩外に出れば物が溢れているこの時代、「物を買う」というのは簡単ですが、反対に「整理する」「捨てる」作業というのは実は案外難しいものです。本当に不要かという判断、ある程度強い意志の力で進めなければなりません。考えあぐねて保留にしておけば、そのうちどんどん物は家の中を占有し、捨てない限りは片付けたくても今度はしまう収納場所がなくなっていきます。捨てようか、でもいつかまた使うかもしれない、そんな風に悩んで堂々巡りなんてこともあるのではないでしょうか。

しかしよくよく考えてみましょう。本当に日常生活で頻繁に使う物って限られているように思いませんか。年に1度登場すればいい物、数年に一度登場するのに場所をふさいでいる物、収納の奥に潜んでいませんか?こうした使用頻度の少ない物や使用する期間が限られている物こそ、買わずにうまく「レンタル」を活用していくことをお勧めしたいと思います。買わなければ当然「捨てる」作業もありません。

筆者自身がこういうことを考えるようになったのは、自身が妊娠した時のことがきっかけでした。生まれてくる子供にお下がりの品などをいただくことがあり、その時によく言われたのが「あまり使ってなくてキレイ」「結局使っていなくて勿体ないから」という言葉。不思議でした。しかし生まれてみて納得、絶対使うと思ってせっせと買い揃えたお世話グッズの中には、子供が想像よりも早く大きくなり、サイズが合わず封を開けることさえなかったものもありました。

子供の成長は十人十色。成長の度合いで想像より使う期間が短くなるかもしれず、なおかつ場所をふさぐものを所有したくない、そこで検討したのがレンタルという手段でした。結果、大正解でした。例えば赤ん坊が寝てばかりの時期に便利なタイプのベビーカーは、活発に歩き出した子供には小さくなりがちです。そこで寝てばかりの限られた期間はレンタルで、その後歩き出した以降は比較的長く使える型のベビーカーを買うことで、二台買う無駄もなく、出産時の初期費用も抑えることができました。その後もお風呂に入れるときの便利グッズや、車に設置するチャイルドシート、ベビーベッドなど、子供の体格に応じてサイズの合うものをレンタルし、合わなくなったら返すなど、限られた期間使うものを効率よく利用するとことで、費用面でも新規に買い揃えるよりグッと抑えられ、もちろん収納に困ることもありませんでした。一見レンタルは高いのでは…と思われがちですが、長期になるほどレンタル単価で見ると低くなることが多いのです。(表参照)

【チャイルドシートレンタル料金一例】新規購入価格2万円~4万円台が多い
15日間 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 7ヶ月 8ヶ月
1200円 1500円 2500円 3500円 4500円 5500円 6500円 7500円 8500円

例えば新生児から車内で使えるタイプのチャイルドシートを新品で購入すると、少なくとも2万円以上はします。しかし子供の成長によっては想定していたよりも長く使えないケースもあるため、本当に使う期間だけレンタルで利用した方が費用面でも無駄がないことが多いのです。また、合うかわからず思いつきで買って後悔したくない場合などは、お試しレンタルなどを利用することで、合わなければ別のものを試して気に入ったものを期間利用する、または購入するなど所有方法を選択できる点でもレンタルを活用するというのは自由度が高いのです。

ほかの例をみてみましょう。例えば年または数年に1度海外旅行に行くような方はスーツケースを所有せずレンタルする方法が効率的です。スーツケースは収納場所ふさぎの代表選手でもあり、旅行の期間によっては所有しているサイズでは小さすぎたり大きすぎたりすることもあります。レンタルであればその点サイズを旅の予定にあわせて自由に選べます。

頻度が少ないというと冠婚葬祭も例に挙げられます。葬儀は突然ですが、結婚式や二次会、その他のパーティーなどは事前に日程が決められているため、そのパーティーのドレスコードにあった衣装をレンタルで調達するというのも一つの案です。パーティー用の衣装というのは購入すると高価ですが、レンタルであれば購入よりも費用を抑えることができます。なおかつ、その時の自分に合ったサイズ、テイスト、カラーを自由に選べます。以前気に入って購入した衣装が、年齢を経た自分に合うとは限りません。流行遅れにもなりがちです。借りた衣装はクリーニングすることなく返却できますので、自分でクリーニング代をかけて丁寧に保管する手間も省けるのです。

生活用品では家電なども短期レンタルで試すことができるサービスもあります。気になる商品を買う前にレンタルで実際に使ってみることで、使い勝手や日々の使用イメージを具体的にできることは、検討している方にはどんなアドバイスにも勝るかもしれません。

期間利用のケースを紹介してきましたが、所有コストがかかるものとして筆頭に上げられる車でも同じように期間利用での活用方法が昨今注目を浴びています。車の新しい入手方法である「残価設定ローン」、「リース」そして使用頻度や1回当たりの利用時間が少ない人に人気の「レンタカー」「カーシェアリング」などがそれにあたります。


残価設定ローンは新車の販売価格から3~5年後の予想価格を差し引いた分のみローンで支払う仕組みで、期間がくると販売店に下取りに出すのが前提となっています。現金で同じ新車を購入する場合は初期費用としてまとまった金額を用意しますが、残価設定ローンはそれも不要な上、毎月のローン支払額も使用する期間のみのローンなのでかなり低減できます。将来家族が増える、子供が独立するなど、家族構成の変化に応じて車を買い替えたり、できればコストを抑えて新車を購入したいと考えている人には、有効に活用できる手段ともいえましょう。


毎月一定額を支払って所有するリースを活用する人も増えています。リース会社は販売会社から車を大量購入しており、個人が車を購入するよりも有利に購入することができるのです。そのためリース会社が大量購入でコストを抑えて入手した車をリース契約するほうが、ローンを組むよりも支払い総額が抑えられるケースが多いのです。また、ローンと違う点は税金や保険料が毎月のリース料に含まれているという点です。税金や保険料の支払い手続きをリース会社に代行してもらえるというのは、手間を惜しむ人にとっても魅力といえるでしょう。


また所有するのではなく、使いたいときに必要に応じて利用するレンタカーやカーシェアリングも急速にニーズを増やしています。レンタカーは一日から数日単位のお出かけに、カーシェアリングは週末の買出しなどの短時間利用にと使い分けるといった具合です。レンタカーはレンタル料金以外に使った分のガソリン代や保険料の支払いが必要、一方カーシェアリングは15分200円位からの金額設定が多く、別途で初期登録手数料や月額基本料などが必要になりますが、ガソリン代や保険料は基本料に含まれます。いずれも駐車場代や税金、車両にかかる諸費用(車検費用等)といったランニングコストを大きく節約できるのが大きなメリットです。

所有しないメリットを紹介してきましたが、長期使用を予定している場合には購入した方が便利なケースもあります。また、愛着を持って大切に使用したものへの思い入れがある場合、レンタルを活用したならば写真に撮って思い出に残すようにするのも、後に振り返れていいでしょう。景気低迷に伴い、さまざまな節約方法が紹介されていますが、購入前にレンタルやご紹介してきた方法を検討してみることも、これからのライフスタイルに取り入れてみてはいかがでしょうか。

                              株式会社 住まいと保険と資産管理 CFP®
                              ファイナンシャルプランナー 吉上 美枝子



このお役立ち情報で「断捨離のお得ポイント」についての理解が深まりましたか?

※以上は、独立系FP会社 住まいと保険と資産管理に所属するファイナンシャルプランナー
が執筆をして、2011年3月15日にMSNマネーに掲載されたコラムを一部編集したものです。




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