【主婦FPが語る】いまどきの生活のしくみ


● 資格のかしこい選び方
◇ 1/09 ◇ 深川悦子(AFP)

 みなさま、あけましておめでとうございます。

 新年初の火曜コラムを書かせていただくこととなり、なんだかドキドキしつつも、お正 月ボケから立ち直れずにフラフラしている、今日この頃の深川です。

 さて、新年…今年は新世紀も迎え、みなさまは様々な抱負をもっていらっしゃることと 思います。

 「今年も楽しくすごすぞ!」
 「今年は去年より充実した年にしたい!」

いろんな抱負がある中、私の周りには 「今年は何かの資格を取るぞ!」 とおっしゃる 主婦の方が多いように思います。
 う〜ん!新年の抱負らしい抱負ですよね。

 しかし、「どうしてそんなに資格にこだわるの?」というか、資格を取ろうとする主婦の 方が最近は多いのでしょうか?

 原因は、やはりこの不景気でしょうね。現在の状況では、主婦の就職率が低く社会復帰 も難しいといわざるをえません。それに、求人広告や求人誌をみても「○○資格保有者優 遇」というようなことを記載している企業もあります。
 これじゃぁ、みんながこぞって資格を取りたいといいだす気持ちもよくわかります。

 ですが、たいていの場合、いざ資格を取ろうとしても何の資格を取ればいいのか悩んで しまうことって多いみたいですね。

 「安い受講料で簡単にとれて、高収入が期待できる資格」

 これが、おおくの主婦が求めている資格取得の第一条件のようですが…。しかし、正直 な心境をいうならば、それだけで資格を選び取得するのはどうなのでしょうか。

 たしかに、就職するには資格の有無が採用の基準となっている場合があるのも否めませ ん。でも、資格とはあくまでも資格であって、取ったからといって必ず収入につながると はいいきれないものだとも思います。
 それに、資格を生かすには、取得後の継続性ある学習(努力)が必要になってきます。  私の知り合いのパソコンインストラクターも、新しいソフトがでるたびに参考書を購入 して勉強していますし、私たちFPも常に経済や政治の動向から目を離すことはできませ ん。

 すなわち資格は取ったその後の方が重要ということなのです。

 資格を持っているだけでは企業もなかなか採用してくれませんよね。あくまでも、即実 践で使える人材を企業は待っているのです。やはり、使える人材というのは、取った資格 を自分がどれだけ興味を持って継続学習し、自分のものにできるかということにかかって くると思います。

 「好きこそものの上手なれ」ともいいますよね(笑)。それに、「継続は力なり」とも。

 高収入うんぬんは、自分の努力次第で後から必ずついてくると私はいつもそういう風に 思っています。
 まずは、本当に自分のためになる資格をみつけ資格取得を目指して勉強し、新たな年を 有意義にすごしましょうね!


 さて…、偉そうなことをつらつらと書いている私ですが、実はそんなことをいっている 場合ではないのです。
 FPの上級資格の試験もいい加減受けないと…(^▽^;
 私の場合、頭の中ではわかっているんですが、なかなか実行にうつせないんですよね。 やれ家事だのなんだのといちいち理由を付けては今まで延期している状態です。

 はたして、今年度中に1教科でも受験することができるのか?!
 結果は、来年の年明けコラムで発表ということにしておきましょう(笑)。