◆eダイレクト

オリックス信託銀行(http://www.orix.co.jp )は ネット専用のダイレクト預金の 取り扱いを始めました。従来からのダイレクト預金よりも金利が0.1%程優遇 されており、100万円預入れの5年満期スーパー定期だと年利0.9%。

また"オリックスメンバーシップ・バンキングサービス"という名前で、オリ ックス証券のオンライン口座とは手数料なしでeダイレクト預金に入出金する ことができる証券取引と銀行取引を一体化したサービスを開始しました。

◆ペイオフ対策

ペイオフが完全に解禁になるのは2003年4月ですが、2002年4月からは定期預金など は1000万円とその利息が保護されますがそれ以上は破綻金融機関の債務超過の度合い で決まる為、ペイオフ対応型の金融商品を投入する銀行が増えてきています。

日本興業銀行、あおぞら銀行は債券を保護預かりにして預金保険の保護対象とする 個人向け新型金融債を発行し、住友信託銀行は1000万円以上の資金の受け皿として 内外の公社債に投資する投信を投入します。

◆メール定期

ジャパンネット銀行( http://www.japannetbank.co.jp)は6月末までのキャンペ ーン期間中ネットを利用しなくても電話・郵送で利用できる "メール定期" の 振込手数料を無料にしています。

通常メール定期は最低100万円からの預け入れとなっていますが、キャンペーン 期間中は30万円からと引き下げられています。ネット利用をする"ネット定期" と同じ利率となっており、ネット専業銀行であってもネット利用をしない顧客 を獲得する為に色々なサービスを行っています。

◆メールで送金

伊藤忠商事などが設立を目指しているネット専業銀行「イーバンク銀行」はメ ールを利用した送金サービス「ペイバル」で米ぺイパル社と提携しました。

受取人のメールアドレスと送金金額を入力するだけで受取人への入金連絡がメ ールで届き送金が完了します。受取人がペイパル口座を持っていない場合でも、 受取人がペイパルサイトで口座を開設次第、口座残高に反映される仕組み。 日 本では送金の際、銀行、支店名、口座番号などの情報が必要ですが、これだと メールアドレスのみで簡単に送金ができるようになりますね。

◆続エムタウン支店

富士銀行のエムタウン支店( http://emtown.fujibank.co.jp )の普通預金の利率 は0.05%と、一般の銀行と比べて有利にはなっているとはいえません。ただし4月 27日までは開店キャンペーンとして外貨預金為替レートを1ドルあたり50銭優遇 され(入金時、出金時とも)外貨定期預金の金利も1.5%上乗せされます。 エムタウンデビットはネット上の商店街で、利用者はエムタウン支店の普通預 金口座から即座に支払うシステムです。7月末までに申し込むと、年間手数料 630円(消費税込)が無料となります。

◆エムタウン支店

富士銀行のエムタウン支店( http://emtown.fujibank.co.jp ) が都市銀行としては初めてのネット専業の支店としてスタートしました。

ジャパンネット銀行と同じように取引残高が30万円未満だと月額1050円ミニ マムバランスフィー(手数料)が必要になりますが、7月末までに口座開設をす ると半年間は無料です。富士銀行のATMを利用すると時間内・外の入出金とも 無料ですが、同じみずほグループの第一勧銀、興銀、安田信託のATMでの出金 は時間外だと105円が必要になります。

◆ソニーは6月から

ソニーはいよいよ6月開業に向けて、金融庁にネット専業銀行の予備審査 を提出梭しました。

社名も "ソニー銀行株式会社"となる予定で、16%出資するさくら銀行からは 銀行業務のノウハウと全国のATMネットワーク網を、4%出資のJPモルガンからは 個人向けの金融アドバイスツールの提供を受けます。開業当初は円預金、 投資信託、カードローン等を取り扱い、その後外貨預金、クレジットカード、 住宅ローンなども取り扱う予定です。 ソニーの顧客囲い込み戦略は果して成功するのでしょうか?

◆書類提出は不要

住友銀行( http://www.sumitomobank.co.jp )は、ネットバンキングの利用 申し込みをネット上で一括して完了できるようにしました。

従来は申込書類になつ印したうえで、支店の窓口を訪れるか郵送で申し込む 必要がありましたが、住友銀行に普通預金口座を持っていれば、ホームページ の申し込み画面で口座番号や住所などを入力すれば、印鑑なしで手続きを済ま せられます。また外貨預金の受け入れ、投資信託の購入も可能となりネット バンキングとしてのサービスも充実してきました。

◆期間割引き

あさひ銀行( http://www.asahibank.co.jp )は6月29日まで振込みとくとく キャンペーンを行なっています。

通常はあさひ本支店振込には3万円未満の場合105円、3万円以上は210円必要ですが、 キャンペーン期間中はタダ。他行あても通常の半額となっています。

また"あさひダイレクト"を申込むと同時に"あさひダイレクトあんしん保険"に 加入され(無料)、不正使用された場合300万円まで補償されることになります。 ネット銀行の弱点をカバーするサービスです。

◆eWoman bank支店

スルガ銀行(http://www.surugabank.co.jp )は、女性向けインターネットコミュニティ サイト「eWoman」を運営する株式会社イー・ウーマンと提携し、ネットバンク支店内に 「eWoman bank(イー・ウーマンバンク)」(仮称)を3月1日に開設します。

eWomanのコンセプト"Money & Work" "Life & Family" "Beauty & Entertainment" をキーワードに、仕事もキレイも生活も満たしたいユーザーを含めた女性の方が 商品開発・企画に参画するというネットバンクです。

◆プチウェプ

ネット専業銀行のジャパンネット銀行(http://www.japannetbank.co.jp/)は NTT東日本、NTT西日本のISDN専用インターネット端末「プチウェブ(Petit Web)」 でのフルバンキングサービスを開始しました。

"プチウェブ"は主にインターネット未経験者や初心者向けの端末で、 パソコン操作が得意ではない方にでもネットに接続できます。

色々な手段でネットに接続が可能になってきて、パソコンが苦手でもネット銀行 を利用できるようになってきましたね。

◆ネット専用カード

富士ソフトABC(http://www.fsi.co.jp)は 本人認証機能をつけたミニCDカード 「I-クレジットカード」の発行を開始しました。

同社はネット上の決済手段として「QQQ(サンキュー)システム」を運用しており、 会員数約6万人、加盟店数350サイトとなっていますが、決済件数の増大による 不正利用を防ぐ為に、高度な本人認証機能を施したクレジットカードの発行に 踏み切りました。

本人認証データの暗号を画像処理し、カード型のミニCD-Rに盛り込み、 瞬時の本人認証と与信を可能にしたのがウリです。

◆テレビバンキング

さくら銀行( http://www.sakura.co.jp/bank/)はBSデジタル放送の開始と同時にテレビ バンキングサービスを始めました。これは「さくらプラウザバンキング」にBSデジタル 放送を追加するというもので、すでにブラウザバンキングを利用している人なら、 BSデジタル放送を受信できればすぐに使えます。

ただし、KDDIの電話回線使用料が1分につき10円(全国一律)かかりますので、 ネット利用よりも少し割高になってしまいます。が、ネットは苦手の方には、 大きなテレビの画面を見ながら1日あたり22時間の利用が可能になるので、便利になり ますね。

◆シティワールド

シティバンクが新たにシティワールド( http://wwwuat.citibank.co.jp/)として、 金融総合サイトを立ち上げました。

このサイトはシティバンクに口座を持っていない方でも無料で登録でき、 国内外の最新ニュースをリアルタイムで提供したり、マイホームや教育資金の シュミレーションができたり、投資信託や外貨預金の講座があったりと、 6つのチャンネルで構成されています。

口座を作る予定のない方もとりあえず一度登録してみてはいかが?

◆ネットランキング

ゴメス・ジャパン( http://www.gomez.co.jp/)が発表したネットバンクランキングで 堂々の1位を獲得したのは住友銀行です。

総合評価としてニューアル後にフルサービスに近い商品の提供が挙げられており、 ネット手数料の無料化など一歩リードといったところでしょうか?
続くのは独自のサービスを提供しているシティバンク。以前紹介した振込手数料の 無料が大きいようですね。そして3位は…三和銀行が入っています。

◆アイワイバンク

銀行業界以外の業種から初めて設立するイトーヨーカ堂の新銀行は「アイワイ(IY) バンク」になりました。

英国では「テスコ・パーソナル・ファイナンス(TPF)」が流通業と銀行業の融合例として 成功しており、銀行の頻繁な利用がスーパーの商品券となったり、専用カードでスーパ ーのレジで預金の出し入れができるといったサービスをしています。

アイワイ(IY)バンクは一体どのようなサービスを提供してくれるのか? 楽しみですね。

◆ネット銀行断念

三和銀行はリクールト、JCB、日立製作所などに出資を呼び掛けていたネット専業銀行 の設立を断念しました。

金融庁が銀行免許交付の条件としている「3年後の黒字化」の実現が難しいと判断した ためで、ネット専業銀行の採算の見通しのメドが立たないようです。今後はネット上 に同行の「仮想支店」を設ける方式に切りかえる方向に。

米国でも成功例ばかりではないネット専業銀行ですから、これから各行の判断が分かれ そうですね。

◆ネットデビット

住友銀行( http://www.sumitomobank.co.jp )は仮想商店街「ネットデビット」 (加盟店は現在約90店鋪)をオープンしました。

ここではクレジットカードは使わず、住友銀行口座から商品購入代金を支払う ことができ、購入者の利用料はデビットカードと同じく無料となっています。 また、購入した店鋪にカード番号等の情報は流れませんので、「クレジットカード での買い物は危険が大きい」と思われている方も安心ですね。

みずほFも同じような仮想商店街「エムタウン」をオープンします。

◆ソネット支店

スルガ銀行ソネット支店( http://www.surugabank.co.jp/so-net)は現在ウィンター キャンペーンを実施中!

誰でも応募できるオープン懸賞では各国の王侯貴族、ハリウッドのスター達も愛用 しているハリー・ウィンストンのダイヤモンドリング(500万円相当)が1名に、 カリブ海の旅8日間(ひとり20万円のおこづかい付き)2組4名に当たります。

また、2001年1月31日までに総合口座を開設すると全員に "スルガ君ストラップ" がプレゼントされます。

◆トヨタの進出

イトーヨーカ堂が設立する新銀行にトヨタ自動車が出資することになりました。

これにより、トヨタが2001年4月に発行する独自企画のクレジットカードをコンビニ 店頭のIYバンク銀行ATMで利用できることになります。

ヨーカ堂にとってはより幅広い業界からの協力を得られ、トヨタは将来自前の 銀行を築くためのノウハウを吸収できます。

同銀行自体は開業時期がずれ込み、12月4日の開業を目指しています。

◆JN銀

ジャパンネット銀行( http://www.japannetbank.co.jp/)の普通預金の金利は0.2%、 定期預金は1ヶ月もので0.25%、6ヶ月もので0.3%と一般の銀行に比べるとほぼ2倍。 でも、2001年4月以降は残高が30万円以下になると1ヶ月に1,050円の手数料が取られま す。

ATMでの出金は残高100万円未満は3回/月、100万円以上は5回/月までは無料ですが それ以上出金すると手数料として1回あたり157円かかります。もっと安くして欲しいで す。

◆ジャパンネット

日本初ネット専業銀行であるジャパンネット銀行(http://www.japannetbank.co.jp/) が遂に開業しました。スルガ銀行は"支店"という形で、すでにネット専業銀行を つくっていましたが、新たに銀行を作ったのは日本初です。

これまでは「既存の銀行がインターネットの取引を可能に」というのが主流でしたが、 ジャパンネット銀行はネット専業銀行ですから本店以外には店鋪がありません。

さくら銀行、コンビニam/pm内のATMで出入金が可能です。
また、通帳は発行されません!! 次回はサービス内容の紹介を。

◆ネットで宝くじ

第一勧業銀行(http://www.dkb.co.jp/)では、12月よりインターネットで宝くじが買えます。

同行の「ハートのインターネットバンク」を開設すれば、売り場にいかなくても 24時間宝くじが買えます。宝くじの代金は預金から引き落とされ、宝くじは同行 が保管して当選番号を郵送します。当選した場合の賞金は口座に振込まれます。

宝くじ好きな方で売り場に行くのが面倒だと思われている方には、 願ってもないシステムの登場です。

◆あさひ銀行

三和・東海連合から離脱のあさひ銀行( http://www.asahibank.or.jp/index.heml) は、 外貨預金と投信がネット上でできます。

2001年6月までは利用手数料は無料ですが、それ以降は月額315円が必要になります。 しかし「あさひポイントバンク」に加入すると無料になります。

ポイントに応じてATM手数料が無料になったり、金利が優遇されたりする色々なサービス がある同サービスに加入するのは無料なので、あさひ銀行を利用する方は加入した方が オトクです。

◆銀行+保険=?

10月から銀行と保険会社を傘下にできる持ち株会社が認められることになりました。

銀行と証券の相互参入は子会社方式で実施されてきましたが、最後に残っていた銀行の保 険子会社と、持ち株会社下に銀行と保険会社をともに置くことも遂に解禁されました。

これによってあらゆる金融商品を販売することが可能になり、消費者には大変便利になる と共に、お客の囲い込みが激しくります。消費者のより一層の"自己責任"が問われる事に なるでしょう。

◆みずほの富士銀

みずほフィナンシャルグループの富士銀行( http://www.fujibank.or.jp) は11月末まで、 「富士サイバーバンク」新規申込者に300万円が当るキャンペーンを実施しています。

富士ファーストクラブ会員に入会すると当選確率が2倍になりますが、この会員にはスタ ンダートとプレミアムがあり、それぞれ月額で262円、525円の手数料が必要です。

また富士サイバーバンク自体、振込・振替をするには月額105円の手数料が必要です。 振込を利用するならファーストクラブに入った方が安く済みそうですね。

◆サイバー泥棒登場

遂に、ネット銀行をターゲットにしたサイバー泥棒が御用になりました。

標的になったのは以前紹介した英国のネット銀行で、大手生保プルデンシャルの子会社「 エッグ」。犯人はロンドン在住の3人でコンピューターに不正アクセスをして数千ポンド (数十万円)を引き出すことに成功。

ネット銀行は「絶対に安全」ということはないのが早くも証明されてしまいました。
ネット銀行では日本の先を行く英国。と、いうことは…?

◆プレステ銀行!?

2001年前半を目指して遂にソニーもネット銀行に進出します。

ソニーは生保、損保、ソニー製品をクレジットで購入できるソニーカードを 発行しているソニー・ファイナンス、プロパイダーのSo-netなどを展開して います。それらの決済をスムーズにするネット銀行が必要視されていました。

これで、プレステ2を使ってSo-netでネットに接続しての金融取引も可能に。 ソニーは独自のビジョンを着々と実現していきます。

◆振込もタダ

シティバンク【http://www.citibank.co.jp】 のシティダイレクトは利用手数料 が無料です。

さらになんと月間平均預り残高に関係なく国内振込手数料も無料です。 ただし振込先は事前登録が必要で、1人につき10口座まで登録可能です。

でも、シティバンクは前月の月間平均預り残高が30万円以上なければ 口座管理料が月額2,100円必要になりますので、ある程度はお金を預けておく ことが必要ですね。

◆いい銀行?

伊藤忠商事、日立、日本信販、ぴあなどが出資してが2001年3月から開業予定 のeBANK(イーバンク)はネット専業銀行です。

特徴として「1回の利用金額が5万円以下、預かり資産が50万円以下」を想定 しており、キャッチフレーズは「イーバンクに預金するのではなく、使うお金 を置いておく」です。

また、携帯電話のみで決済を完了することができます…と言っても5万円まで なので、ケータイが財布になるイメージですね。

◆ソネット支店

スルガ銀行ソネット支店【http://www.surugabank.co.jp/so-net】 は女性がトクするネット銀行です。

スペシャルギフト付き定期預金は預金10万円を1口として一流シティホテル ペアチケット、レストランペア食事券5万円分などが毎月抽選で当たります。
1年間で12回もチャンスがありますね。

また総合口座を開設すると1年間は無料で全国のATMから引き出せます。
iモードにも対応。まずはかわいいHPをご覧あれ。

◆ネット銀の弱点

現在ネット銀行取引をしたいと思っている人は約6割にも達しています。
にもかかわらず、実際に利用している人は2割弱に留まっています。

最大の原因はセキュリィテイーで、8割の人が気にしているようです。
どの銀行もかなり配慮をしていますが、やはり使う方としては心配ですよね。

それから利用料の問題も挙げられていますが、これは無料の銀行もあるので 将来は無料の方向に進むでしょう。

◆信託銀行も

信託銀行では初めて住友信託銀行( http://www.ib.sumitomotrust.co.jp)が ネット取引を開始しました。

利用手数料は無料ですが、振込手数料は、本支店宛では105円(ただし3万円以上 315円)、他行宛は315円(3万円以上525円)と都市銀行と比べると少し高くなって いるのが残念です。

また不動産、住宅ローン、資産運用に関する相談を受ける事が出来、今秋から はライフプランシュミレーションも開始予定です。

◆英国のネット銀

英国でもネット銀行は続々と設立されています。例えば、大手生保プルデンシャル の「エッグ」です。

貯金、ローンの他に保険も扱っておりコストの低さを顧客に還元するサービスにより、 99年度末において顧客数は80万、貯蓄預金残高は76億ポンド(約1兆3000億円)と、 取引開始98年10月以来わずか1年2ヶ月で爆発的な人気を呼んでいます。

また既存銀行もネット専業銀行を子会社として設立したりと、日本の少し先を 走っているようです。

◆ネット専門銀行

三和銀行とリクルートが提携してネット専門銀行を設立し、年末までに営業を 開始します。三和は東洋信託、つばさ証券などと「フィナンシャルワン」を結成 していますので、将来はこのグループの商品を扱うでしょう。

また、さくら銀行は富士通などと計画しているネット専業銀行「ジャパネット銀行」 の予備免許を金融監督庁に申請しました。ネット専門銀は、コストや利便性など 色々な面で優れたサービスを提供するでしょう。

◆外国送金もOK

東京三菱銀行(http://www.btm.co.jp/) は9月末までは利用料を無料にしています。 10月以降は月額315円が必要になりますが、預金残高10万円以上またはマイカード 利用残高10万円以上なら引き続き無料です。

振込手数料は、本支店宛では105円(ただし3万円以上は210円)、他行宛は210円 (3万円以上は367円)となっています。

また「東京三菱グローバルダイレクト」に契約していると、外国送金依頼も ネットで完了します。

◆携帯がサイフに

シティバンク【http://www.citibank.co.jp/index2.html】は富士通、DDIと 共同で携帯電話を利用してショッピングをして、同時に決済を行なう新しい サービスを開発します。利用開始時期は2000年12月の予定です。

このサービスにより、従来の決済方法では難点であった「注文と同時の支払い」 を完了させることができ、携帯電話を持っていれば、現金はおろかクレジット カードさえ持たずに買い物ができてしまいます。

◆三和の差別化

三和銀行【http://www.sanwabank.co.jp/inb/】では通常、利用手数料の月々 300円が必要ですが、オールワンの利用・給与や年金の口座・預り資産30万円 以上、のいずれかに当てはまれば無料です。

振込手数料は、今まで紹介してきた銀行とは少し違います。
他行宛の3万円以上が315円(さくら・一勧などは420円)と少し安くなってい るのです…他は同じですが。

また今夏からは投資信託、外貨預金も扱う予定。
日本では三和銀行が積極的に新しいサービスを提案していますね。

◆宝くじ好きには

第一勧業銀行【http://www.dkb.co.jp/】「ハートのインターネットバンク」 は来年5月までに申し込むと1年分の利用手数料(1,575円)が無料になります。

振込手数料はさくら・住友銀行と同じく本支店宛では105円、他行宛は210円 (ただし3万円以上は倍額)同一店内は無料です。
ネット時代でも横並びの業界ですね…。

また、8月末までに申し込むと抽選で100名にデジタルカメラが当たるキャン ペーンがあるほか、iモードで宝くじ当選番号案内が利用できるサービスも あります。

◆テレビが銀行に

ネット銀行のネックである「パソコンやiモードを使うのが苦手な人」の取込 みを狙っているのが「BSバンキング」。

これは今年12月に始まる「BSデジタル放送」で、テレビ受信機から振込や残高 照会ができるサービスです。これならテレビの画面での操作ができ、パソコン が苦手な人でもテレビを観ながら簡単に使えます。

また、テレビ通販を行う企業と提携して、代金決済業務も行う予定であること から、BSデジタルテレビが普及すれば一気に広がる可能性があります。

◆住友銀行

今回はネット取引の先駆け、住友銀行をとりあげます。
基本的には24時間対応になっており、毎月定額の利用料はいりません。

それに加えて、利用手数料が無料となっておりますので、 前回のさくら銀行と比べると振込手数料は同額であるために、 一度の振込みかかるコストは安くなります。

やはり、ネット取引ではいかにコストが安くなるかが利用者にとってのメリット ですので、今のところ他行よりも有利と判断できます。

◆さくら銀行

今回はさくら銀行のブラウザバンキングを紹介します。
基本的に24時間対応してますし、申し込みは無料、毎月定額の利用料もいりません。
また、一つの契約でパソコンとiモードの両方が使えます。

振込手数料は本支店宛では105円、他行宛は210円(ただし3万円以上は倍額)、 同一店内は無料となっています。しかし、利用手数料として振り込み1件当たり 105円が必要になります。
手数料は、競争によってこれからもっと下がりそうですね。

◆金利が2倍!

スルガ銀行ソフトバンク支店は口座開設から3ヶ月は、 全国の金融機関・郵便局・コンビニのATMから無料での出金が可能です。

4ヶ月以降も、ソフトバンクJCB/VISAゴールドカード会員の方、月末に50万円 以上の預金残高がある方、月末にローン残高のある方は引き続き 無料で出金できます。

しかも普通預金・定期預金の金利は通常の2倍です。
もちろん 、iモードからも全国から24時間利用できます。

◆スルガSB支店

ネット銀行としていち早く動いているのが、スルガ銀行です。
スルガ銀行ソフトバンク支店(http://www.surugabank.co.jp/softbank/)に ある「おすすめサイト」をクリックすると、問い合わせ画面からソフトバンク グループのサイトに直結します。

これは「銀行のサイトが入り口になり、ショッピングモールなどが決済で 銀行口座を使ってくれるように」という狙いです。これから銀行は生き残りを かけて、新しいサービスを次々と投入してくるでしょう。

◆どうなる手数料

銀行の手数料は何故高いのか?
その第一の答は「人件費」でしょう。
「窓口の綺麗なおねーさま方の御顔を見るのが大好きだ」という方はさておき 「何とかこの手数料は安くならないものなのか?」と日夜考えている方に とって、ネット銀行は救世主になるでしょう。

また「預金を引き出す時まで手数料を取られるのは納得がいかない」という方 の不満も解消されるでしょう。
さて、次回より各社のサービス比較をしますのでお楽しみに。

◆ネットの常識

一般の銀行での取引とネット銀行の違いは何でしょうか?
まずは利便性にあるでしょう。

現在、銀行の窓口は「土日祝」は殆ど休業で、ATMを24時間開放している銀行 もわずかです。また近頃はコンピニに24時間使えるATMが登場してきましたが、 これもコンビニまで行く不便さは残ります。

しかしネット銀行なら、家のパソコンや携帯電話から24時間使えるのが 当たり前になります。『いつでもどこでも24時間』ネットの常識です。