◆いざ進め! 日本再生構造改革! 〜経済・財政編〜
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○ 5/11 ○ 深川悦子(AFP) |
5/7小泉首相の所信表明演説がありました。みなさんは、もう この内容はごらんになられましたか? (もし、まだ確認されていないのであれば、ぜひ首相官邸サイトを ごらんください。首相官邸サイト http://www.kantei.go.jp/) それにしても、今回の演説は注目度が高かったですね。 「変人首相、一体なにをいうのかな?」 とでもいった感じでしょうか(笑) さて、今回の"所信表明演説"の中でおおく出てきた言葉はマスコ ミでも報道されていたように「構造改革」という言葉ですよね。 演説の一部を抜粋すると 「構造改革なくして日本の再生と発展はない」 とおっしゃっていましたし。 構造改革・・・。この言葉はみなさんもよく耳にする言葉ですよ ね。そこで、所信表明演説の中で注目されているのは、やはり ○経済・財政の構造改革 となるでしょうね。中でも目玉は、経済不調の諸悪の根元ともいわ れる不良債権処理問題ではないでしょうか。演説によるとこの問題 処理は2〜3年を目指しているようです。当然ですが、もう先送り にできる状況ではありません。そのために株式取得機構(*)など も追々検討していく予定となっています。 次に、業種独占状態に関する問題。これには「規制緩和(規制改 革)」がからんできます。何の規制緩和かというと・・・そう、 郵政三事業ですね(笑)小泉首相、昔からの持論です。 でも、これって行政改革じゃないの?と思われますよね。そうな んですけど、この郵政三事業を後に民営化することによって、他 の企業がこの産業に参入することが可能となり、経済・財政の構 造改革にも貢献することとなります。 もし、民営化が実現すれば、民間企業間の競争力が高まり必然的 に経済の活力が生まれてくるのは間違いないでしょう。 黒猫ちゃんやペリカンさんが、郵便物を配達してくれる日も近い かもしれない?(笑) 後、今、アメリカや国際的機関から色々とバッシングを受けてい るNTTの回線問題。これも上記と同様の考え方です。 NTTが回線を所有していることによって、通信事業に参入するに も常にNTTへ回線使用料を支払わなければなりません。 私たちの生活で例えていうならば、団地の階段上るのに管理業者 にいちいち通行料を支払って毎日歩いているような感じですね。 大阪弁でいうなら「そんなアホらしいこと誰がすんねん!」って なもんです。 とにかくです、この状況だと他の企業の参入が難しい上に、これ では企業間の競争力が高まるどころか使用料を支払っている企業 が破綻しかねません。(マイラインも企業がこのような手続きを ふんでいます)それで、独占的に支配する規制を緩和し多種多様 な企業が参入できる土台を作れ!規制緩和だ!と海外から圧力が かかっているのです。 NTT問題に関しては所信表明で言及されていませんでしたが、い ずれ外交の火種となることは目に見えています。さて、小泉首相& 田中外相はどう対応するんでしょうね。 今回は経済・財政構造改革の一部を書いてみましたが、私として は続編なるものも書いてみようかな?と思ったりしています。 構造改革は経済・財政だけではないですからね。それに、すべて 把握してほしいとはいいませんが、少なくとも概要だけでも理解 していただければ今後の生活に必ず役に立ってくると思います。 そして、ぜひともみなさんにはこれからの改革内容を知っていた だいた上で「小泉内閣メールマガジン」を読んでいただきたいの です。 これからの日本の流れ、経済の動きをそのときそのときで感じ取 っていただきたいのです。そうすれば、必ずご家庭の家計がゆく ゆくは安定してくることになるのですから・・・。 経済の骨格は政治から。政治の土台は経済から。 私たちの家計という一つの枠を守るためにも、経済回復にむけて みんなでがんばりましょう。 (*)4/20分金曜コラム「『株式買い上げ機構』は良策?愚策? 」 http://www.mylifenavi.net/fri_column10420.html を参考になさ ってください。 |
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