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▼起業の資金調達には、どういう選択肢があるの?


 先日、友人が「いつか会社をスピンアウトしたいんだ」と熱く語っていました。

 「スピンアウト」とは、自動車のレースなどで車がスピンしてコースから「飛び出す」意味があります。転じて、会社の一部門を切り離して独立させることや、個人が会社を辞めて起業するという意味でも使われています。
 これまで培った技術や人脈、自身の持ち味などを活かして起業を志すことは素晴らしいことです。起業後、こんなはずではなかった・・・と後悔しないために、会社をスピンアウト=起業する前に考えておきたいポイントをお伝えしたいと思います。

   

起業のメリット・デメリットは?
 起業のメリットは、組織のしがらみから解放され、起業者の理想に向かって自分で判断し行動できることです。言葉で表すなら「自由性」「独立性」「無限の可能性」があげられるでしょう。また、好きなことをしてお金をもらえる「得意性」「創造性」「チャレンジ性」「やりがい」「働きがい」などもあげられるでしょう。
 一方で、デメリットでは、「経営者としての責任性」「事業の安定性」「資金繰りの健全性」「休日の少なさ(←独立開業当初は特に)」「健康自己管理の徹底性」などがあげられます。
 筆者も起業をして3年目になりますが、起業当初は、果たしてどれだけ稼いでいけるのか、この先安定した仕事があるのかなど精神的な不安を抱えながら、ただただ必死に夢に向かって進むだけでした。資金をかけずに起業したこともあって、ようやく最近、起業の醍醐味と責任を楽しむゆとりが出てきました。といっても、個人事業主は自転車を漕ぎ続けなければ止まってしまうので、息をつく暇もないのですが・・・(苦笑)

廃業率は開業率を上回る?
 (財)中小企業総合研究機構の「わが国における開業率の要因分析に関する調査研究」によると、1991年の「事業所・企業統計調査」以降、開業率を廃業率が上回っている現象が続いているようです。
 個人で独立・開業して3年以内に廃業する割合は70%と言われています(競争の激しい飲食店では1年以内に90%とも)。晴れやかに事業をスタートしても3年後に継続しているのは3社に1社ということです。これは起業者にとって厳しい現実です。
 起業者の魅力と、事業としての魅力、そして安定した事業プラン、これらが合わさると事業の安定が図れるのではないかと思います。起業においても「ヒト・モノ・カネ」がポイントになるわけです。

週末を利用した起業方法
 会社員の方は、会社に籍を置きながら週末だけ起業してみる方法もあります。
 例えば、インターネットを活用して情報を発信したり、物を販売したり、得意分野で講師をしたり、書籍を発行したりできると思います(会社によっては副収入を得てはいけない旨、就業規則に規定されている場合もあるので必ず確認しておきましょう)。
 会社の休日に趣味感覚で始めてみることにより、目指している分野での起業のイメージが具体的になったり、実際に起業した場合の感覚がつかめるかもしれません。または、ビジネスにするより趣味のままにしておこうとなる場合もあると思います。

資金調達が必要な場合はその方法を考えておく
 起業で大きなネックになるのは、やはり資金繰りです。起業するにあたって、資金はいくらくらい必要か、資金を調達するめどはあるか確認しておくことが大切です。
 資金調達の方法は、大きく分けて3つあります。まずは(1)自己資金、次に(2)親族や知人からの借り入れ、そして(3)金融機関からの融資という順番で考えるとよいでしょう。
(1)自己資金・・・開業前に自己資金をいかに確保できるかはとても重要です。なぜなら、金融機関からお金を借りる場合、自己資金の額が融資額に影響してくるからです。一般的に、自己資金の2倍まで(国民金融公庫は3倍まで)借りられるケースが多いようです。融資の審査の際にも、自己資金が少ないと勢いで開業したのではないかとマイナスポイントになってしまいます。また、借入が多いと開業後の毎月の返済額もかさみますので、起業を思い立ったら、まず自己資金を貯め始めましょう。

(2)親戚や知人・・・事業に対する理解と信頼がポイントとなりますが、快く応じてもらう場合でも、借用書は必ず取り交わしましょう。

(3)金融機関・・・金融機関にとって、開業資金はリスクの高い貸し付けとなります。倒産リスクがなく、健全で安定した経営を行っている実績のある会社であれば融資もスムーズですが、取引実績もない開業資金となると、保証人を立てたり、ある程度の担保がないと厳しいケースが多いようです。

 そんな場合には、公的融資である国民生活金融公庫(以下公庫)を利用してみましょう。公庫は小口融資や創業支援などを推進しているため、民間の金融機関では対応の難しい分野でもスムーズに融資が受けられる可能性が高く、無担保、無保証人でも融資が受けられるものがあります。また、原則固定金利・金利が低い・長期の返済も可能・ほとんどの業種が融資対象・支店が全国にあることなどがメリットです。公庫の融資制度が利用できるようであれば積極的に活用していくとよいでしょう。地方自治体もそれぞれ独自の融資制度を持つ場合があるので確認しましょう。
 また創業にあたり助成事業を行っている機関もあるので、受け取れるものは大いに利用しましょう。中小企業基盤整備機構のホームページ「資金調達Navi」などでも検索できます。


<創業時に利用できる国民生活金融公庫の貸付制度> (2008.8月現在)

資金名

融資対象

融資額

返済期間

利率

新規開業資金

新規開業や開業後5年以内。利用できる要件あり。

7,200万(うち運転資金4,800万)円以内

設備:15年以内
運転:5年以内

2.55

女性、若者/シニア起業家資金

女性。30歳未満の男性。55歳以上の男性。新規開業や開業後5年以内。

上記と同じ

上記と同じ

上記と同じ



<無担保、無保証人で融資を受けられることが可能な制度>

種類

融資対象

融資額

返済期間

利率

新創業融資制度

新規事業者や開業後税務申告を2期終えてない方で、一定の要件に該当する方

1,000万円以内

設備:7年以内
運転:5年以内

3.75


起業を成功させるために
 先に取り上げた融資の金利だけをみると、住宅ローン並みで低いと感じられるかもしれません。しかし、毎月の収入が安定していて、そこから返済していく住宅ローンとは異なります。これから立ち上げる事業で利益を得て、そこから返済していくわけです。
 例えば、公庫の「新創業融資制度」で1,000万円借りる場合、返済期間5年で3.75%の条件だと、毎月183,000円支払うことになります。事業を早めに軌道に乗せるためには、借入金は少ないにこしたことはありません。
 起業してからバリバリやるぞという意欲はもちろん大切ですが、それと同じく、起業時のプランニングがとても重要です。なぜ起業したいのか、何をやりたいのか、10年後はどうなっていたいのか・・・等々。これは、我々ファイナンシャルプランナーの「ライフプラン」の考え方と一緒です。ライフプランでは、この先の自分や家族のやりたいこと・夢を具体化し、希望の生活を送るのに必要なお金の収支を検証します。事業プランにおいても同じです。夢や思いを形にして起業するには、ある程度のリスクや厳しい現実を想定しながら、それに打ち勝つようなしっかりとしたビジョン、プランが必要だと思います。
 無限の可能性、これこそが起業の醍醐味です。夢を実現するために、自分ブランドを高めたり、マーケティングを勉強したり・・・できる準備から始めてみてはいかがでしょうか。

株式会社 住まいと保険と資産管理
ファイナンシャルプランナー 飯村 久美


このお役立ち情報で「起業と資金」についての理解が深まりましたか?

※以上は、独立系FP会社 住まいと保険と資産管理に所属するファイナンシャルプランナー
が執筆をして、2008年8月29日にMSNマネーに掲載されたコラムを一部編集したものです。




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